強迫性障害のパパ。完璧になれなくても大丈夫。

持病のこと
chinipapa

3年間の育休に挑戦中のパパ。1歳の愛娘との毎日を大切にしながら、自身の強迫性障害とも向き合い日々奮闘中。パパ視点で育児関連を中心とした情報を発信。雑記もやります♪

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ちにパパ「強迫性障害」の体験談を語る

実は、私ちにパパは、「強迫性障害」という精神疾患と向き合いながら日々の育児に励んでいます。
「育休中のパパがなぜ病気の話?」と思われるかもしれませんが、この記事では、私がこの病気を発症した経緯や、どのように治療しながら育児をこなしてきたかという経験を綴ろうと思います。同じような悩みを持つ方へ、少しでも届くものがあれば幸いです。

私を苦しめた強迫性障害の症状… エンジニアならではの不安も

強迫性障害、正直まじでしんどいです・・・

一般的に「強迫性障害」とネットで調べると、以下のような説明が出てきます。

強迫観念: 打ち消したくても離れない不安やこだわり
強迫行為: 不安を解消するために何度も同じ行動を繰り返す

よくある例としては「火の元や戸締まりの過剰な確認」「手が汚れている気がして何度も洗う」などが挙げられますが、症状は人によって様々です。

私の場合は、これらの不安もありましたが、特にしんどかったのは「仕事のミスに対する異常な不安」でした。

「昨日作った資料に致命的なミスがあるのでは?」
「お客様に送信したメールに誤字があったかもしれない」

家に帰っても、休日でも、仕事の不安が頭を離れません。

特にエンジニアという職業柄、
「自分の設計ミスで機器が火を吹き、会社が火事になったらどうしよう」
といった、行き過ぎた妄想に支配されてしまうこともありました。

他にも、事故を起こしたらどうしようといった運転への恐怖、物が定位置にないことへの不快感、さらには「ニュースの事件の犯人は自分ではないか?」という根拠のない不安。これらが重なり、次第に食欲不振、体重減少、不眠といった症状まで現れるようになりました。

発症のきっかけと診断

はっきりとした原因は分かりませんが、育休に入る直前の1年間、心身ともにキャパシティを超えていたことが大きかったのだと思います。

息つく暇もないほど忙しく働く傍ら、隣では先輩がのんびりお菓子を食べている(笑)……そんな環境でのストレスも、今思えば限界を早めていたのかもしれません。

症状が出始めたのは、育休入りの2ヶ月ほど前。
「育休に入って仕事から離れれば、自然と治るだろう」
そう楽観視していました。

しかし、いざ育休に入っても仕事の不安が消えません。「これはおかしい」と思い精神科を受診したところ、「強迫性障害」との診断を受けました。

治療の道のり:薬と運動、そして「放っておく」練習

診断後、まずは妻にすべてを話しました。妻は「気づけなくてごめんね…」と涙を流してくれましたが、その言葉に救われると同時に、しっかり治そうと決意しました。

治療のメインは投薬(薬物療法)です。
少量から始め、副作用の眠気と付き合いながら、少しずつ服用する量を増やしていきました。3ヶ月ほど経った頃からようやく「あ、効いてきたな」と実感できるようになりました。食欲が戻り、夜眠れるようになった時は本当にホッとしたのを覚えています。

一人で悩まず家族や友達に打ち明ける
・しっかりと病院に行き適切な薬を処方してもらう

といったことは非常に重要だと感じました。

また、薬以外に実践して効果があったのが以下の2点です。(あくまで私の場合ですが)

・不安を「放置」する練習: 不安になっても確認行為をせず、あえて別の作業に集中する。完璧をあきらめる。
→最初はホントにしんどいですが、だまされたと思ってやってみると徐々に徐々に慣れてきます。

・適度な運動: 体を動かすことで、モヤモヤしていた頭がすっきりする感覚がありました。
→不安な時は体を動かすのがだるいですが、治療だと思って、思い切って一歩動かしてみると、だんだん不安が薄れて体が軽くなったりします。

治療を始めて1年以上。現在は症状がかなり落ち着き、少しずつ薬を減らしていく段階に入っています。

病気と向き合いながらの育児

治療初期は薬の副作用で体がだるかったり、不安で育児に集中できなかったりと、正直つらい時期もありました。
しかし、育児は待ってくれません。「やらなきゃいけないこと」が目の前にあることで、逆に強制的に体が動き、救われた部分もあった気がします。

それでも不安が強い時は、
・不安を一時的に和らげてくれる頓服薬を飲む
・一度外に出て深呼吸をする
といった工夫でしのいできました。深呼吸するとかはとても簡単なことなんですが、不安時はうっかり忘れてしまうことなんですよね…でもとても大事なことです。

時には、ミルクの温度や抱っこの仕方を過剰に心配したり、完璧に対応できなかった自分を責めてしまったりして疲弊することもありましたが、妻の協力のおかげで、なんとかその山を乗り越えることができました。

やはり周りに協力してくれる人がいることは重要だと感じました。

また、自分が強迫性障害であることで育児に良い影響もありました。
それは、自分の「心配性」という性格が、育児では「危険を先回りして察知する力」として働いたことです。

「ここに物があったら危ないのではないか」「もしこんな行動をしたら危ないな、気を付けて見ておこう」といった危険センサーが敏感に働くおかげで、これまで大きなケガや事故なく来れていると思っています。
悪いことばかりではないよ、と今は自分を褒めてあげたいです👍

現在は、症状が軽快したことで育児への影響はほとんどありません。薬の量を減らす段階で、また症状が悪化しないことを願うばかりです。たとえそうなったとしても、病気とうまく付き合いながら、今しかない娘との時間を大切に過ごしたいと前向きに考えています。

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